リーガル(Regal)
リーガル(Regal)は、株式会社リーガルコーポレーションが展開する日本の靴ブランド。同社は1902年(明治35年)の創業以来、一貫して靴の企画・製造・販売を行っている。
リーガルブランドの歴史
「リーガル」のブランドは、1880年にアメリカ・マサチューセッツ州フィットマンに設立した「L.C.ブリス&カンパニー」により立ち上げられた。1893年、ボストンにリーガルのシューズショップがオープン。1913年には、社名を「リーガル・シュー・カンパニー」に変更する。
1954年、リーガル・シュー・カンパニーはブラウン・シュー・カンパニーと合併。1961年にブラウン社と日本製靴株式会社が技術導入契約を締結し、リーガルブランドが日本に上陸することとなった。
日本製靴株式会社の歴史
年月 | できごと |
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1902年1月 | 実業家の西村勝三が中心となり、日本製靴株式会社を設立。 現在の東京都中央区銀座で創業した。 |
1903年2月 | 本店を現在の東京都足立区千住橋戸町に移転。本社工場を新設する。 |
1903年5月 | 軍靴の生産・販売を開始。 |
1945年10月 | 終戦により民需に全面転換し、グッドイヤーウェルト製法の紳士靴の生産・販売を開始。 |
1961年11月 | アメリカのブラウン社とリーガル・シューに係る技術導入契約を締結。 日本で「リーガル」ブランドの紳士靴の生産・販売を開始。 |
1970年10月 | 東京駅八重洲口に、直営店「リーガルシューズ」の1号店をオープン。 |
1972年1月 | 婦人靴の生産・販売を開始。 |
1986年7月 | 紳士靴ブランド「ケンフォード」の生産・販売を開始。 |
1990年4月 | アメリカのブラウン社より「リーガル」の商標権を取得。 |
1990年10月 | 株式会社リーガルコーポレーションに社名変更。 |
リーガルコーポレーションの歴史
年月 | できごと |
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1997年7月 | 婦人靴ブランド「キャリーフォーズ」の生産・販売を開始。 |
2006年9月 | 婦人靴ブランド「ナチュラライザー」の1号店をオープン。 |
2010年8月 | 本店を千葉県浦安市に移転。 |
2012年9月 | 紳士靴ブランド「シェットランドフォックス」の1号店をオープン。 |
2016年6月 | 紳士靴ブランド「ケンフォード」の1号店をオープン。 |
定番商品
【2504NA】外羽根式プレーントゥ
1969年に販売開始された、外羽根式プレーントゥの革靴。リーガルでは初めて表底に合成ゴムが採用された。現在は甲革にガラスレザーが使用されているが、販売開始当初はスエードのみの展開だった。
【2177】ローファー
1971年に販売開始されたローファー。この時代、ローファーは世間一般に「紐無し靴」と呼ばれていたが、2177の発売とともに「ローファー」の名称が世間に認知されるようになった。
【2235NA】外羽根式ロングウイングチップ
1972年に販売開始されたウイングチップ。1960年代に百貨店別注品として販売されたことがきっかけとなり、1972年から2235の型番でラインナップされた。足先からかかとまで回り込むロングウイングと、甲革に採用された型押しスコッチグレインレザーが特徴。
【811RAL】ガラスレザーのストレートチップ
2000年に販売開始された内羽根式ストレートチップ。甲革にガラスレザーを使用し、セミマッケイ式製法で仕上げられている。お手頃な価格で、ビジネスシューズとして人気が高い。
【01DRCD】内羽根式ストレートチップ
2013年に販売開始された、ストレートチップ。フランス・アノネイ社のベガノカーフを甲革に使用し、表底はレザーソール。上品な印象を持たせるヤハズコバや、甲革の細やかなステッチが特徴。